ココロの窓口コラム

相談するとき知っておきたい心理カウンセリング知識

ダイレクトオンラインカウンセリング|ココロの窓口

薬物療法
カウンセリング 心理カウンセリング

薬物療法とカウンセリングの違いとは

うつ病などの心の病気の改善に取り組む人の中には、医療機関に通院して薬を飲んでいる人や、薬への抵抗が強くカウンセリングのみを利用している人など様々います。
「薬だけ、カウンセリングだけで効果があるの?」
「どちらも利用しているけど本当に良くなるの?」
治療を進めていると不安になるのも当然。
今回は、薬とカウンセリングの違いについて解説しますするので、治療に不安を感じる人は最後までご覧ください。

目次

薬物療法とカウンセリングの違い
・効果の感じやすさ
・副作用について
・今後の展望
まとめ

薬物療法とカウンセリングの違い

薬物療法もカウンセリングも心の悩みを改善する方法の1つですが、それぞれ悩みへのアプローチは別物です。
薬の場合は、気分の落ち込みや不眠などの症状を軽減・改善する対症療法的なアプローチとして有効。

一方、カウンセリングの場合は話を聴いてもらえた解放感の獲得や、自分の気持ちを整理して不安要素を取り除くなど心理的なサポートが中心。
薬とカウンセリングはどちらが優れているというものではなく、症状によってはどちらも大切な支援と言えます。
2つの違いについて以下でも解説しますするので、誤解や不安を解く参考にしてみてください。

効果の感じやすさ

薬とカウンセリングでは、利用開始から効果を感じ始めるまでに違いがあります。
たとえば抗不安薬は飲み始めから数時間以内、抗うつ薬は飲み始めから2週間程度からなど、種類によって差はありますが薬の効き方はある程度決まっています。
しかし、カウンセリングで会話によるカタルシスを得たり、不安の解消や自己への気づきを得たりするには時間は必須。
続けることで少しずつ効果を感じると理解しておくと、落ち着いてカウンセリングを利用できるでしょう。

副作用について

カウンセリングには大きな副作用はみられず、カウンセラーとの相性が合わない場合や効果を実感するのに時間がかかることが考えられます。
一方、その人との相性や種類によりますが薬には副作用があります。
・眠気を感じたり眠気が残ったりする
・吐き気や気持ち悪さがある
・めまいがする
・身体が慣れてくるのか効きが悪く感じる、依存性がある など
気分の落ち込みや不眠など、心身の症状を強く感じる場合は薬が大きく役立つことも。
服薬の際は医師から十分説明を聞いたうえで利用してみてください。
「薬で落ち着いてきたからもう飲むのを止めよう」
「薬が合っているか不安だから断薬したい」
このような自己判断での急な断薬も副作用の元です。
用法容量を守ることで、薬は気持ちや辛さを緩和してくれる心強い味方にもなります。

今後の展望

薬による治療では、現在困っている症状を緩和・改善することが中心ですが、カウンセリングの場合は今後の自分の在り方についても話し合うことができます。
薬を飲むだけでは、これからの気分の落ち込みや不眠などの不調には対応ができません。
カウンセリングは、相談者がこれからより良い方向へ向かうために話し合う場です。
ストレスへの対処法や、今後も自分の性格と付き合っていけるような考え方を身に着けられる良さもあります。
薬は現在の困り感をケアし、カウンセリングは症状の再発防止など未来にも影響するイメージ。
薬以外の対処法も話し合って気づくことで、復職もしやすくなることも。

まとめ

今回は、薬とカウンセリングに不安を感じる人に向けてそれぞれの違いを解説しました。

表:薬とカウンセリングの特徴の違い

 カウンセリング
アプローチ症状の軽減・改善中心心理的なサポート中心
効果の感じやすさ数時間、数日〜続けるうちに効果を実感
副作用あり特になし
今後の展望現症への対症療法的今後のケアも可能

他にも、薬は医師による処方が必要なので、カウンセラーには薬を出せない違いもあります。
薬とカウンセリングはどちらが優れているわけでもなく、症状によってどちらも利用することで悩みの改善に効果をもたらします。
起こりうる副作用やデメリットなどを充分に知ることで、あなたの悩みの改善に役立ててみてください。

参考資料
薬が効き始めるまで、どのくらいかかる? | お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜 (fizz-di.jp)<2021年9月16日閲覧>